FXと「三角保ち合い」


hiyuer53 FXは、異なる2つの通貨を一組のペアとして銘柄にし、外国為替市場の為替相場のレート変動を利用して、お互いに売買を繰り返しながらその為替差益を求めていく投資取引になります。

新規の売買注文を立てて通貨を保持し、為替レートの変動による通貨価値の変化を待って、決済の売買注文を立てて通貨を解消し、その利益、または損失を確定させていくことを一連の取引きとしています。
ここからも分かるとおりに、FXで利益を上げるためには、為替相場の動向で保持した通貨に利益を含ませる必要があり、そのすべてのカギを為替レートの変動が握っているのです。

この為替レートは通貨の価格になりますので、その通貨を発行する国や地域の経済状況や政治動向などに大きく左右されながら、秒刻みで刻々と変動を続けているのですが、レートの動向の状況によっていろいろな呼ばれ方をすることがあり、その一つが「三角保ち合い」になります。

これは、高値と安値に上下に振れているレートの動き幅が、最初は大きく動いていく内に段々と狭まって小さくなっていき、値動きが停滞するようになっていくことをさします。
三角保ち合いが進んで動きが止まってくると、その次は上か下かのどちらかに大きく動きはじめる傾向があります。

三角保ち合いを分かりやすくするために、為替レートの高値の結んだ直線と、安値を結んだ直線を用いますが、この直線が狭まっていく三角の形が、上の辺に沿うようにして下の線が上がってきた場合には、レートは上昇方向へと抜けて上がっていき、逆に下の辺に沿うようにして上の線が下がってきた場合には、レートは下降方向へと抜けて下がっていくと言われています。

この辺りは為替レートの変動にある程度の見当がつくのですが、この上下の辺がほぼ同じ角度でお互いに寄り合って狭まった場合には、少し注意が必要になります。

こうしたパターンは均衡三角保ち合いなどとよばれ、狭まって停滞した為替レートが上昇するのか下降するのかが分からず、また、変動するときは一気に上がり、場合によってはさらにそこから反転する、だまし、と呼ばれる状態になることがあるのです。

これは、主に為替相場を相手に投資取引を行っている世界中の投資家の思惑が反映されて起こる現象で、それぞれがお互いに通貨を保持しあいながら、更にその通貨を短い期間で売買していくことで生まれ、投資家たちはこうした事をすることで、次の為替レートの変動に素早く対応できるように、売りと買いで綱を引っ張り合いながら、お互いにじっと様子を見ている状態になっているのです。

こうした事により、値が動き出すとなれば一気に伸びていくのですが、売りと買いの綱引きになっていますので、一方が仕掛けた瞬間に、もう片方がそれをより強い力で引き戻す場合もあり、これが、だまし、の発生する大きな要因となっています。

このように、為替レートが停滞しはじめた時は、プロの投資家もその様子を見合う程、状況の判断が難しくなり、初心者の内のこうした場面に出くわせば一瞬で大きな損失を被ってしまうこともあり得るのです。
もし、停滞するような為替相場に出会ったとしたらば、利益を求めて挑戦をするもの大事ですが、損失を被らないように投資に参加をしないという事も、利益を重ねていく上はで大切だという事を思い出しましょう。